MoE起動時の実行プログラム
# MoE起動プロセス解説図
- 左の画像は、MoEを起動してから実際にゲームができるようになるまでの流れを解説した図である。
- 赤文字 は、手順、画面に表示されているものの名称
- 青文字 は、MoEの実行プログラムのファイル名
- 自分がどの段階で、どんなトラブルを起こしているのかが把握できると、問題解決への早道になる。
【参考ログ】
- 【2ch】ネットゲーム [ネトゲ質問] - -Master of Epic- 質問の日 01:45
- 【2ch】ネットゲーム [ネトゲ質問] - -Master of Epic- 質問の日 01:57
- 【2ch】ネットゲーム [ネトゲ質問] - -Master of Epic- 質問の日 02:02
- 【2ch】ネットゲーム [ネトゲ実況3] - 【MoE】PCスペックについて語り合う酒場【25件目】
# MoEの実行プログラムの役割
●MoEのインストールフォルダ
- MoEを始めた時期によって、初期インストールフォルダの場所が違う。
- (関連ページ) 運営会社関連~MoEの運営会社とその親会社について
開始時期(目安) | 初期インストール場所 |
2012/05/01~ | C:\Willoo\Master of Epic\ |
2010/01/18~2012/04/30 | C:\Program Files\ROSSO INDEX\MasterOfEpic\ |
2006/01/01~2010/01/17 | C:\Program Files\GONZO ROSSO\MasterOfEpic\ |
~2005/12/31 | C:\Program Files\Hudson\MasterOfEpic\ |
- | もしくは、ユーザーが独自にインストールした場所 |
●MoEの実行ファイル
- MoEを起動するために必要な実行ファイルは、全部で5つ。
- ※ファイルの場所は、ゲームクライアントが C:\Willoo\Master of Epic\ にインストールされているものとする。
ファイル名 | 役割 | 場所 |
MasterOfEpic.exe | パッチャーの呼び出しのみ | C:\Willoo\Master of Epic\ |
downloader.rel | パッチャー | C:\Willoo\Master of Epic\ |
NetG_CL.rel | ゲームクライアント本体 | C:\Willoo\Master of Epic\ |
~MoENetDrv.tmp | パッチデータチェック用の仮想メモリファイル | C:\Willoo\Master of Epic\ |
MoEMem.bin | ゲーム改変チェック用の仮想メモリファイル | C:\Willoo\Master of Epic\data\ |
●ネット接続を行っている実行ファイル
ネット接続に関係しているのは、以下の3つ。
セキュリティソフトで、これらのファイルをすべて通信許可にしないと、MoEをプレイできない。
- MasterOfEpic.exe
- downloader.rel
- NetG_CL.rel
開く必要のあるポートについては、公式サイトのFAQ を参照のこと。
TCP、UDP双方のポート11000~14000,50000を開放する必要があります
- つまり、使用するポートは3002個とパッチャー(80)で、合計3003個。
- 同時使用するのは、ログイン(キャラデータ)サーバー、ゲームサーバー、チャットサーバーの3つ。
# MasterOfEpic.exe
パッチャー画面を出すためだけのランチャープログラム
- パッチャーの本体である downloader.rel が、実行ファイル形式(.exe)ではないので、ショートカットはここから起動するように設定されている。
- このプログラムが直接ネットに接続することはないが、パッチ画面起動とパッチ確認に使われているので、セキュリティソフトの設定で動作を許可しておく必要がある。
# downloader.rel
ファイルチェックを行い、パッチサーバーに接続するプログラム
- downloader.rel = パッチャー。
- パッチャーが独自にネット接続するのではなく、Internet Explorer(IEコンポーネント)を呼び出して接続を行っている。
- パッチャーを通じてIEが起動されるため、セキュリティソフトなどで「トロイの木馬」プログラムと判定されてしまうことがある。
また、拡張子が .exe ではない実行ファイルなので、要注意の監視対象となる場合が多い。 - 主に、HTTP(TCP80)で通信を行うが、HTTPS(TCP443)も使用する。
- 接続できない原因の大半が、このプロセスにネット接続を許可していないことに起因する。
# NetG_CL.rel
MoEのゲームクライアント本体のプログラム
- NetG.exe が正式なファイル名。
- 実行プログラムなのに、違う拡張子になっているため、セキュリティソフトで直接指定できない場合が多いが、ネットアクセスを許可しないとゲームができなくなる。
- 通信面では、ログイン(キャラデータ)サーバー、ゲームサーバー、チャットサーバーにアクセスする。
# ~MoENetDrv.tmp
ゲームサーバーに接続するときに、一時的に作成されるパッチデータ監視用の仮想メモリファイル
- パッチとファイルチェックの結果を NetG_CL.rel に渡し、物理メモリとこの仮想メモリの2つで、データの不正改造を監視している。
- このファイルは、パッチャーによるファイルチェックが正常に終了した後、タイトル画面が表示されたときに、MoEのインストールフォルダ直下に作成される。
ゲーム終了時には削除され、毎回新しく作られる。 - LinkDead や アクセスエラー などで、ゲームが強制終了したときに、このファイルが残ったままになっていると、連続でエラーが発生することがある。
# MoEMem.bin
ゲーム改変チェック用の仮想メモリファイル
- 物理メモリとグラフィックデータ、及び同期逸脱時間を監視しており、この情報が正しくないとゲームサーバーから接続を拒否される。
- 数十秒ごとにチェックが入るので、書き換え頻度が異常に高く、セキュリティソフト(OSのリアルタイム保護含む)のデフォルト設定では害があると判断されて削除されてしまうことがある。
- 物理メモリ上に展開されたMoEクライアントデータと、MoEMem.bin でセーブが必要な行動が生じるたびにチェックが発生し、書き込み・読み込みが起こる。
- MoEのエラーでメモリに起因する場合、ほとんどこのファイルによるものが多い。
- 物理ハードディスク上に展開される仮想メモリであるため、ハードディスクのフラグメントやセクターエラーの問題から、アクセスに問題が生じることがある。
# 関連ページ
- トラブル
- トラブル/DirectInputの初期化に失敗しました
- トラブル/MasterOfEpic.exeが検査に失敗
- トラブル/MasterOfEpic.exeは動作を停止しました
- トラブル/Master Of Epic Downloaderの終了
- トラブル/Master Of Epic は既に起動しています
- トラブル/~MoeNetDrv.tmpは動作を停止しました
- トラブル/ただいまログイン処理が混雑しています
- トラブル/アカウントの認証に失敗しました
- トラブル/アクセスエラー
- トラブル/キャラ削除後に同名キャラが作れない
- トラブル/キャラ選択画面でキャラの並び順が変わった
- トラブル/グラフィックボードの熱暴走
- トラブル/ゲームを起動できませんでした(2)
- トラブル/ゲームを起動できませんでした(5)
- トラブル/ゲームサーバーと通信できません
- トラブル/セキュリティソフトの誤検知対策
- トラブル/ネットワークの接続がうまく出来ませんでした
- トラブル/ノートPCでマウスの動作が異常
- トラブル/パッチサーバは混雑しているようです
- トラブル/パッチャーの問題点
- トラブル/ファイルの確認ができないので保留します
- トラブル/フォント関連
- トラブル/マイページが表示されない
- トラブル/メモリを確保できませんでした
- トラブル/メンテナンス中の為、中断します
- トラブル/ログインに失敗しました
- トラブル/一般例外
- トラブル/指定されたファイルが見つかりません
- トラブル/演算エラー
- トラブル/現在このアカウントではログインできません
- トラブル/現在サーバーの制限により、売ることは出来ません