Lv1モンスの謎

概論

もうすでに引退して1年以上経つので、ぶっちゃけますが、私はLv1モンスをほぼ狙い撃ちに近い状態で捕獲していました。
Lv1モンスは「運」だと言われていますが、実は法則みたいなものがあって、ある程度は狙って捕ることが可能なのです。

その法則とは、ズバリ時間帯です。

一部のモンスターを除き、Lv1が出やすい時間帯というものが存在しています。狙っているモンスターのLv1が出やすい時間帯が分かれば、あとはその時間帯に捕獲に行けば、高確率でLv1が捕獲できるというわけです。
しかし、この時間帯の法則で、出やすい時間帯が分かったとしてもLv1の出ないことが多々あります。
そこで、全く逆の発想で「Lv1が出ないのはなぜか?」という面からもアプローチすることにしました。
Lv1が出る法則、Lv1が出ない法則、この2つの法則を見つけることができれば、Lv1モンスを狙って捕獲できるのではないかというのが私の推論です。

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時間帯説

●きっかけは黄カマ

見習いを卒業して封印術士になった頃に、高BP狙いで黄カマのLv1を捕獲しまくっていたのですが、あることに気づきました。
「黄カマのLv1って夕方によく出るな・・・。もしかして夕方に行けば狙って捕れるのでは?」
予感は的中!やはり夕方に行くとLv1が高確率で出ました。
これが全てのはじまりでした。

●Lv1の絶対条件と出現パターン

今一度Lv1が出る絶対条件について確認しておきたいと思います。

例外を除き、この2つの条件を満たさないとLv1は出てきません。
「Lv1ポイント」については、解説の必要はないと思うので省きます。重要なのは(条件2)のほうです。
通常、戦闘で出てくるモンスは、ほとんどの場合最大で2種類です。
仮に、モンスA、モンスBの2種類とすると、その組み合わせは

の3パターンとなります。

例えば、(条件1)を満たした上でモンスAのLv1を狙ったとすると、Lv1の出やすい時間帯があるのなら、特定の時間帯に(パターン1)の回数が多くなるということになります。
しかし、モンスが2種類だと、特定の時間帯に集中したとしても、確率的には1/3なのでデータを取ってもイマイチ信憑性に欠けます。
もしデータを取るのだったら、敵が3種類以上出て(条件1)と(条件2)を満たすようなモンスがベストですよね。
そこで目を付けたのが、凪無しの尖塔のアトラス(赤巨人)とジャイアント(緑巨人)です。
ここに出てくるモンスは、巨人2種+影4種の計6種類で、大まかな組み合わせだけでも数十パターンあるので、Lv1の出現が特定の時間帯に集中すれば、「時間帯説」が立証できると考えたわけです。
というわけで、巨人2種のデータを取りました。
また、3パターンの例として、アエロー(黒鳥)、黒ネコ(レディキュール)のデータも取っています。

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●モンス出現データ〜諸注意

まず、データの取り方ですが、ゲーム内の時間を朝(15分間)、昼(45分間)、夕方(15分間)、夜(45分間)の4つに分けます。
そして、モンスターと戦闘に入る度にどの敵が出てきたかを時間帯ごとに記録していくという方法でデータを取っています。

続いて、データの見方ですが、巨人を例にして説明していきます。
全てに共通していますが、モンスの顔画像と出現数を表すグラフがセットになっています。
赤巨人のみの顔画像がある場合は、赤巨人のみしか出なかった時の出現数を表しています。緑巨人の顔画像なら、緑巨人のみ、影単体の顔画像なら、その影のみの出現数ということになります。
また、巨人と影、影のみ複数の出現パターンは、重要なデータではないので、全て「巨人+影」にまとめています。
あと、巨人の顔画像に「○連続」というものがありますが、これは巨人のみが連続して出てきた場合の記録です。
例えば、赤巨人のみが80回、赤巨人2連続が10回だった場合、赤巨人のみが80回出た内の10回は2連続だったという意味になります。
この「○連続」の回数が偏りを示す上で重要だと考えています。


●モンス出現データ〜問題点

本来ならば、もっと多くのデータを取る予定だったのですが、データを取っているときに、黒鳥のデータが自分の予想とは違う結果になってしまったので、ある疑問が生じ、そこで中断してしまいました。
実は、このデータは、PUK2発売の2ヶ月前あたりから、発売後2ヶ月ぐらいに取ったものでして、間にPUK2の発売という大きな節目がありました。
ご存じの方も多いと思いますが、このPUK2からXGの開発元がドワンゴからポンスビックに変わるという重大な変化があったため、開発元がLv1の出現に関して何か調整をしているかもしれないんですよね。
それに、公式では発表してなくても、毎週メンテの度になんらかの調整が入っているかもしれないですしね。
もし、そういう調整が私の知らないところで行われていると考えると、データを取ること自体無意味になってしまうので、それで中断したんです。

(※開発元を信頼していないのは、モルボルとフローターのLv1が一時期全く出なくなったことと関係がある。今は出てるかどうか知らない。)

また、データを取るにあたって、「どこかの時間帯に偏りが見られたらいいかな」程度しか考えてなかったので、後になって色々と問題点があることに気づきました。
データに関しては、以下に挙げる問題点を踏まえた上で、参考程度に見てください。

データ不足
立証するには、あまりにもデータ不足。少なくとも数千回分のデータが必要だと思います。正直、個人レベルでやるには無理がありました。
時間帯の区分が均等ではない
時間帯を4つに区分しましたが、朝と夕方が15分間なため、昼と夜に比べると、どうしてもデータ量が少なくなります。
そのため、朝と夕方が出やすい時間帯のモンスだった場合、相当な数(数百〜数千回)のデータを取らないと立証できません。
同一条件でのデータ取りが難しい
Lv1ポイントに到着するのが違う時間帯のときもあれば、サーバーが違うときもあったり、すでに先客が居る場合もあったりと、毎回同一条件下でデータを取るのが非常に難しいということ。
記録漏れ
Lv1ポイントに行った回数を記録していませんでした。そのため、データが何回分の記録なのか分からない状態になっています。
先入観
データを取る前から、ある程度出現時間帯の予測がついていたこともあり、その時間帯以外のデータが少なくなっている傾向があります。

●モンス出現データ

※それぞれ別ページで解説しています。

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【まとめ】

実は、Lv1のモンスが時間帯によって出やすかったり出にくかったりすることについては、私だけでなく多くの封印術士の方が指摘していました。
クロスゲートBBSで議論されたり、個人のサイトで検証された方がいたりします。

(参考サイト)
CROSSGATER (Lv1モンスター情報参照)
ヒロポン、★メーヨ★のクロスゲート (Lv1アピアランス参照)
ゲーム内掲示板に書いてあったページ

しかし、この「時間帯説」は普及しませんでした。なぜかというと、あっさりと否定できるからです。
出やすい時間帯に行っても出なかったり、別の時間帯で出たりするので、結局は「運」ということになり、立証できた人もいなかったため支持されなかったのです。

私も中途半端な形で諦めたので、立証することはできませんでしたが、今でも「時間帯説」は正しいと思っています。
実際に、捕獲依頼であれだけの実績を残せたのは、「時間帯説」に依る所が大きいですしね。
「時間帯説」は、あくまでもLv1モンスが出る要素の一つとして考えてもらえるといいと思います。

今回は4種のモンスターのデータを例として挙げましたが、その他のモンスについても出現時間帯の記録をしているので、興味があればサイト内の「モンス捕獲データ」で、モンスの名前を検索キーにして詳細検索してみてください。

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