はじめに

すでに私は1年以上前(2004年夏)に引退しているのですが、現役プレイヤーの方から「私が持っている封印に関する情報が欲しい」というメールを頂き、今回このページを作成することにしました。

引退してから随分と経つので、うろ覚えな状態でこのページを作成しています。

所々怪しげな説明がありますがご了承下さい。

封印術の基礎

封印術士とは？

一言で言うと、モンスターを捕まえる(封印する)のが専門の職業です。
このゲームには、見た目がカワイイものからカッコイイもの、戦闘能力に優れているものなど様々なモンスターが登場します。
モンスターは捕獲すると自分の使い魔として扱うことが出来るため、捕獲が出来る封印術士は人気の高い職業になっています。

また、モンスターの中には、特定の場所で稀にLv1のモンスターが出現するものがいます。
Lv1のモンスターは、「テイム」スキルが低くても忠誠値が100になるので看板用として使えたり、初めから自分の好きなように育成できることもあって、常に需要があります。
しかし、リアルで数時間探索しないと出なかったり、１人では辿り着けないような場所に出てくるものもいるので、カンタンに捕まえることはできません。
そのため、ゲーム内の市場では高額で取引されていたりします。
「まさに、ハイリスク！ハイリターン！」、これが封印術士の醍醐味でしょう。

捕獲以外に関してはどうかと言うと、いちおう戦闘職なのですが、火力（攻撃力）重視なゲームなため、高レベルの戦闘スキルが使えない、上位武器を装備できないなどの理由で、戦闘職の中でも非力な部類になります。
「モンスターを捕獲する」ということに、面白さや楽しみを見い出せる人でないと難しい職業かもしれません。

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キャラメイク

自分の経験に基づいて、導き出した答えがこれです。

私は最終的にこういうキャラになってます。 (※クリックで拡大画像)

封印術士のステータス

以下、解説です。

●BP振り

攻撃魔法の上限が6、武器でランク6のものを扱えるのが杖であることから、開発サイドは封印術士を魔法系と位置づけていると思われます。
しかし、魔法系で育てると、消費FPが専門職の2倍、すぐにFPが切れる、FPの回復代で莫大な出費になるという大きな欠点があるため、長期滞在することが多い封印術士には不向きです。
こんなキャラを維持できるのは、狩人＋調理師を自前で持ってる人(アカウント多数所持者)でないと無理です。魔封印のためだけに、アカウントを増やしてまでやるメリットはないので、魔法型はオススメできません。

では、完全物理型や万能型（物理5・魔法5）は、どうなのでしょうか？

完全物理型、つまりSTRがMAXなキャラですが、MNDが低いため魔法の被ダメージが大きくなります。魔法系のモンスターが出る場所での捕獲は無理なので、これも封印には不向きです。

万能型はどうかというと、実際にそんなキャラの封印さんと一緒になったことがありますがホントに中途半端でした。Lv上げでは火力不足が目立ち、捕獲ではLv1の削りで苦労すると思います。こんなキャラにするくらいなら魔法型にした方がまだマシだと思います。

BP振りは、STR＞VTL＞＞(QUI)＞MNDがいいと思います。QUIは、足の早いモンスターからある程度先手が取れるだけ振ればOK。QUI振りが終われば、あとはSVM振りになる感じですね。

TGHは、基本的に振らなくてもOKです。しかし、捕獲をメインに考えているなら、少し振った方がいいかもしれません。

●回復手段

最初、4まで伸びる「応急手当」のみで回復していました。しかし、これは戦闘中に回復できない上、回復量も少ないのですぐに見切りをつけました。
そして、今度は薬に頼ろうとしたのですが、売り手が少なく常時確保できる状態ではなかったので、別の方法を考えざるを得ませんでした。

他に選択肢はないので、やはり自力回復できるキャラでないと、封印術士としてやっていくのは難しいと判断。そこで、思い切ってキャラの作り直しをすることにしました。
転職しないと覚えられない「ヒール」、「リジェ」、「キュア」を取得するためです。
面倒な手順を踏まないといけないので、この3つのスキルを覚えている封印術士は、当時私しかいませんでしたが覚えて正解でした。

「ヒール」は2までしか伸びませんが、LPの相対量を回復するため、LPが増えれば回復量も上がるので、2でも十分役立ちます。
また、4まで伸びる「リジェ」と併用することで、捕獲場所での長期滞在がかなり楽になりました。
「キュア」は持っている人が少ないので、状態変化攻撃を使う敵が出てくる場所やボス戦などで重宝します。

この3つのスキルは非常に役立ちますが、残念ながら封印術士のままでは取得できないので、キャラを作り直すことに抵抗がない人以外にはオススメできません。

●抵抗スキル

封印術士は抵抗スキルが6まで伸びるので、覚えておいた方が便利です。抵抗があると「キュア」が活きてくるという理由もあります。

抵抗スキルは「混乱」、「石化」、「毒」、「酩酊」、「忘却」、「昏睡」の6種ありますが、全部覚えるのは無理なので選ぶ必要があります。
この6種の状態変化のうち、制御不能になってしまう「混乱」が一番厄介です。「混乱」させられたためにLv1を死なせてしまったことが何度もあります。
次に厄介なのが、数ターンの間行動不能になってしまう「石化」です。抵抗なしでアエロー(黒鳥)の捕獲に行ったとき、ほとんど何も出来ずに20分ぐらい石化され続けたことがあります。
覚えるなら「混乱」と「石化」の2種。地味ですが十分役立ちます。

●Lv1の削り方

Lv1のLP削りと言えば「ヴェノム」(毒単体)が定番ですが、100%成功するわけではないので信頼性に欠けます。
キャラのLvが低いうちは「ヴェノム」でも構いませんが、失敗できない捕獲(ピュアミミなど)、めったに行けない場所での捕獲(ドレイクなど)をするようになったときに不安が残ります。
封印士として長くやっていきたいのなら、やはり確実で信頼性の高いLPの削り方を考える必要があります。

そこで私が考えたのは、魔法型以外のキャラが前提になりますが、Lv1モンスターのLP削りに全体魔法を使うという方法です。
魔法の威力は杖のADM値に大きく左右されるため、ランク6まで装備できる杖を、魔法杖や殴り杖、杖なしに切り替えることでダメージ調整が出来るからです。
また、クリスタルを替えたり、「リバース」(属性反転)を使うことで微調整もできます。
それで、どの魔法を選ぶかですが、全体魔法はその威力の弱さがLv1のLP削りに向いているからなので、どれを選んでもらっても構いません。私は「メテオア」を使ってますが、隕石が落ちてくるエフェクトが好きという理由だけで選んでいます。

【まとめ】

封印術士で成功するかどうかは、キャラ作りで決まってしまう部分が多いと思います。
このゲームは後から修正していくのが困難なので、最初から計画的に育成しないと後で泣くことになります。
私が考える封印キャラが必ずしも正解だとは思いません。経験値稼ぎのPTに参加しにくいなどの欠点もあります。
ある程度割り切ることも必要なので、これらの解説を参考に自分が思うベストな封印キャラを作り上げてください。

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捕獲用使い魔

自キャラのLvが低いうちは、普段使っている使い魔でそのまま捕獲しても構いませんが、Lv1ポイントに出てくる敵のLvが50を越えたあたりから間に合わせの使い魔ではキツくなってくるので、捕獲専用の使い魔を持っておいた方がいいです。

Lv1モンスターの捕獲は長期滞在することが多いので、それに耐えられるとなるとLPが高くて固いVTLやTGHが伸びるモンスターが捕獲用に向いていると言えます。
候補として挙げるなら、バジ系、巨人系、ゴーレム系、骨系といった所でしょうか。このうちの何体かを反属性で揃えておけば、あらゆる状況に対処しやすいと思います。
私は、赤巨人(野生)、黒骨(野生)、青バジ、黄バジを捕獲用に使っていました。

使い魔のスキルは、「明鏡止水」、「聖なる盾」は必須で、あとはスロットに余裕があれば抵抗を入れておくといいでしょう。

育成は、一点集中でV振りです。魔法に打たれ弱いという欠点が出てきますが、「聖なる盾」と「明鏡止水」の回復量でカバーするしかありません。
育成途中で不安になって別のものに振ってしまうと、かえって中途半端になります。

(余談)

今振り返って考えると捕獲用最強の使い魔は骨系ではないかなと思ったりします。
スロットが多い、TGHが伸びるので固い、MNDも伸びるので魔法にも撃たれ強い、FPが多いのでスキルの連続使用ができるなど、捕獲用に最適な条件が揃っているからです。
ただ、骨系はVTLが伸びないのでLPが4ケタになるまでは育成が大変です。

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「精霊の盟約」

封印術士の専門スキル「精霊の盟約」。効果は「精霊の力を借りて封印を助ける」(だったかな？)となっていて、持っているだけで常に発動するパッシブスキルになっています。

スキルが上がれば封印の成功率も上がるのかと思っていましたが、Lv10まで上げても実感できたことが一度もないです。
というのも、封印に成功したのが盟約によるものかどうかが分からない(調べようがない)からです。そのため、未だに謎の多いスキルになっています。

以下、解説です。

●盟約のあるなし

「モンスタープロファイルカード」(以下、モンスカード)が銀色のモンスター(以下、銀モンス)のLv1を、盟約のある封印術士と盟約のない封印術士で封印成功率のデータを取る」実験をすれば、何らかの答えが出ると思いますが確かめていないので詳しいことは分かりません。

あまり参考にはなりませんが、雪山THで宝箱から拾った封印カードを、盟約を持っていない盗賊キャラでラセドン(銀モンス・野生)に投げたら、その1枚で捕獲に成功したことがあります。
LPの削りが絶妙だったのか、カードのランクが高かったからなのか、奇跡的な捕獲だったのか、今となっては分かりませんがそういうこともありました。

また、2までしか伸びませんが鑑定士に盟約を覚えさせて、短期間捕獲をしたことがあるのですが、全く捕獲できませんでした。こちられも盟約2程度では成功率がほとんど変わらないためなのか分からないので不明です。

自分の今までの経験から言えば、盟約があってもなくても、盟約自体にたいした効果が見られないので、成功率に大きな違いは出ないように思います。

●盟約のLvによる差

盟約のLvにより封印成功率が違ってくるのでしょうか？
つまり、同じ封印術士でも、見習と師範とでは成功率に差が出てくるのかということです。

見習と師範で捕獲経験のある黄カマ(銀6)Lv1の封印で、封印成功率に大きな差が見受けられなかったので、盟約のLvはあまり関係ないように思います。

●盟約Lv10

盟約をLv10まで上げましたが、冒頭でも書いているとおり、盟約による封印成功率アップの効果を全く実感できません。
詳しいことは後述しますが、封印の成功率は盟約よりも別のことに影響されるので、盟約をLv10まで上げたとしても封印成功率+10%程度じゃないでしょうか。
つまり、盟約のLvが上がるごとに成功率+1%という感じです。あの苦痛なスキル上げは全くと言っていいほど報われません。

【まとめ】

調べようがないスキルなので確かなことは言えませんが、自分の経験上、盟約が封印の成功率に及ぼす影響は少ないようなので、たとえLv10まで上げたとしても気持ち程度の効果しかないと思います。

(余談)

βテスト〜製品版発売初期の頃の盟約は、スキルLvに関係なく消費FP5(確か5)という設定になっていました。
しかし、封印に成功しても失敗しても全くFPを消費しないというバグ(?)っぽい仕様でした。
もし盟約が発動したときにFPを消費する仕様だったら、多くの謎が解明できたかもしれません。

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